カップボードにおしゃれな間接照明をつけたい!
でもあんまりお金はかけたくない…
LEDテープライトのコスパがいいって聞いたけど
どうやって設置したらいいのかわからない…
なんてお悩みの方!
予算4000円でできる間接照明DIYのご紹介です。
ちなみにこれが我が家で実際に取り付けたカップボードの間接照明。
今回はこんな間接照明を低予算でパパッとできちゃうそんな方法をご紹介します!
別の記事でリビングに間接照明をつける方法もご紹介しているのでそちらも参考にしてみてね。
前提条件
我が家のようにカップボードと冷蔵庫が隣接している場合に特にやりやすい方法です。
冷蔵庫が隣り合っていなくてもコンセントが近くにさえあれば設置することができますが、配線を隠す工夫が必要になります。
用意するもの
・LEDテープライト(調色機能のないもの)
・ACアダプター
・一辺10mm程度のL字アングルモール
・両面テープ
・小さめのビス(ねじ)
テープライトの選び方
暖色系、リモコン式をおすすめします。
絶対に調色機能のあるものは選ばないでください!
理由は後述しますがほぼ確実に色が不自然になります。
また、リモコン式がおすすめ。スイッチ式にするとどうしてもスイッチを触れるようにしないといけないので配線が見えてしまう場合があります。
今回選んだのはこんなやつ。
電球色(3000K)、長さ2mのものを2,490円で購入しました。
明るさが十分で色味も自然。リモコンの効きも抜群で欠点の少ないテープライトです。
ただ注意点が一つ。
リモコンは一般的な赤外線式ではなくRF(電波)式。
効きがいい反面、Switchbotなどの赤外線式のスマートリモコンには非対応なのが玉にキズ。
リモコンの効きに特別なこだわりがなければこちらのテープライトがおすすめです。
色味、明るさが必要十分で、リモコンの効きも及第点。赤外線式なのでSwitchbotにも対応!
長さあたりの価格もトップクラスに安いのでコスパ抜群です。
LEDテープライトの選び方について、詳細はこちらの記事をご覧ください。
施工手順
概略
工程としては大きく4段階
①材料のカット
②テープライトのモールへの貼り付け
③モールごとカップボードに固定する
④配線隠し
それぞれ詳しくご紹介します。
材料のカット
L字アングルモールをカップボード幅より少し長めにカットします。
端部が冷蔵庫に隠れるくらいまで長さがあると配線が隠しやすくなります。
また、ホームセンターで売っているモールはだいたい長さが2mくらいなので、カップボードがそれより長い場合は継ぎ足してください。
続いてLEDテープライトをモールと同じくらいの長さか少し短いくらいにカット。
LEDテープライトはカットする位置が決まっているのでしっかり確認してからカットしてください。
LEDテープライトをモールに貼り付ける
LEDテープライトをカットしたモールの内側に貼り付けます。
このとき、モールの隅ではなく、端に寄せて貼り付けた方が、光がいい感じになります。
電源を繋いで設置位置を確認
LEDテープを電源に繋いで点灯させた状態で、設置したい位置に合わせます。
壁からの距離によって光り方が結構変わるので、好みの位置に合わせます。
ただし壁から離しすぎて冷蔵庫と干渉しないように注意。
設置位置に下書きする
設置したい位置が決まったら、そこに鉛筆などで線を引きます。
引き方としては、壁からの距離を決めて、数10cmごとに点をうってからそれを繋ぐように引くと歪みが抑えられます。
モールを定規代わりに使うと引きやすい。
下書きに合わせてモールを両面テープで固定する
モールに両面テープを貼って、下書きにそわせながらカップボードの下に貼り付けます。
ビスで数カ所を固定する
両面テープで貼り付けただけでは簡単に剥がれ落ちてしまうので、数箇所ビスを打って固定します。
モールの両端と、1m間隔くらいで固定すれば十分。
長さが2mなら両端と真ん中1箇所の合計3箇所固定するだけで変に垂れ下がることはありません。
ビスも必要最小限のサイズでいいです。
ビスは太いと撤去した場合の穴が目立ちます
細すぎると一般的なドライバーではねじ山が合わず回せなかったり、作業しにくくなります
お手持ちの工具や穴の大きさの許容範囲に合わせて選んでください。
ビスの長さは10mm程度で十分だと思います。
配線を冷蔵庫の裏に沿わせる
冷蔵庫の裏に配線を這わせて隠します。
コンセントは冷蔵庫用か、近くにあるコンセントならどこでも大丈夫です。
今回使ったLEDテープライトはUSB給電式だったので、ACアダプターを使って接続しました。
なるべく配線は目立たせたくないのでコンセントから向きが90°変えられるアダプターにしました。
アダプターは600円前後で購入できるこちらのエレコム製がおすすめ
完成!
以上で完成!
モールの厚みも10mmくらいなのでほとんど目立ちません
配線もバッチリ隠れた!
冷蔵庫上のコンセント部は多少見えますが目線よりもはるか上にあるのでほとんど気にはなりません。
調色機能があるものがダメな理由
調色機能があるLEDテープライトを選んではいけない理由は主に2つ
調色機能があるものがダメな理由
①光の色が不均一になる
②色によって明るさが異なる
それぞれ説明します。
光の色が不均一になる
まずこちらの写真をご覧ください
調色ありは光の端が緑っぽくなっています。
よく見ると奥の壁も少し赤みがかって見えます。
調色なしと比べると不自然な光り方をしているのがわかると思います。
こうなる原因は次の2つ。
・LEDの光は真っ直ぐ進んで回り込みが少ない
・調色機能は赤、緑、青の3つの光源があり、それぞれ位置がわずかに異なる
これらの特徴から、光源を隠す壁(今回はモールがこれに当たる)などがあると、光源によって光の届く範囲が変わってしまうんです。
例えば下の図のように、緑の光しか届かない部分は当然緑色に見えるわけです。
色によって明るさが異なる
調色機能はそれぞれの光源の明るさを調節することで色が変わる仕組みになっています。
例えば白は「青・赤・緑」全ての光源を同じ強度で点灯させて表現します。
青は緑と赤の光源を消して青のみ点灯させることで表現します。
つまり白は全部の光源を最大限点灯させることで最大の明るさを出せますが、青は緑と赤を消さなければ表現できないので明るさも暗くなります。
理想とする明るさと色味が一致する可能性は非常に低い。
以上が調色機能付きを選んではいけない理由です。
ものによってはこのような欠点のない商品もあるかもしれませんが少なくとも安価なものはこのような欠点をはらんでいる可能性が高いです。
結論
以上、カップボードに間接照明をDIYする方法をご紹介しました。
同じような間接照明の追加にあたり、私たちが工務店から出された見積もりは約4万円。
それがこの方法なら材料代の3000〜4000円程度でできちゃいました。
つまり3万円以上節約できた!
数千万円という工事費の総額から考えると数万円なんてわずかなものにも思えますが、普段の生活で考えると数万円って大きくないでしょうか。
小さく見える費用でも削れるものは徹底的に削る!
ぜひ、住宅メーカーのカモにならない賢い家づくりをしてください。
この記事がその一助になれば幸いです。
リビングの間接照明の付け方についても下の記事でご紹介しています。
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