家づくりのための情報収集としてYoutubeを使っている方は多いんじゃないでしょうか。
家づくり情報を発信するYouTuberは沢山いて、情報量もたくさんありますが、
全部なんて見てられない!
誰か一覧にしてまとめてー
言ってることが違って何を信じればいいのかわからない!
なんて思われている方も多いと思います。
そこで!
今回まとめました!!!
注意点をご確認の上、参考にしていただければと思います。
家づくりYoutubeチャンネル 意見一覧表
利用に際しての注意点
・リストにしたチャンネルは、私たちが参考にしもののうち、登録者数が3万人以上のチャンネルを選出したものです。
・動画を見て私たちが感じた印象をもとに作成したものであり、発信者の真意を確実に反映できているとは限りません。
・意見は下記の凡例でざっくりと分類しています。
● | 過剰、費用が高すぎる、重要でない |
◎ | 必須、強く勧める |
○ | 推奨できる、どちらかというと勧める、 |
△ | どちらかというと勧めない、優先順位が低い |
× | 非推奨 |
(空欄) | 調査時点で意見がわからなかったもの |
また、リスト内の凡例はリンクなっていて、根拠になる動画に直接飛べます。
リンク先は意見を述べられている部分にダイレクトにアクセスできるものもありますが、意図を確実に汲み取るためにはその動画全てを見ることをお勧めします。
それではどうぞ!
家づくりYoutubeチャンネル 意見一覧表
チャンネル | HAPPINICE代表 林拓未 |
Youtube 不動産 |
職人社長の 家づくり工務店 |
せやま大学 | ラクジュ建築と 不動産 |
松尾設計室 |
---|---|---|---|---|---|---|
チャンネル登録者 (万人) |
11.1 | 9.7 | 5.8 | 5.4 | 9.4 | 6.8 |
動画本数 | 306 | 537 | 287 | 280 | 598 | 75 |
肩書 | 住宅会社 経営 |
建物調査 会社経営 |
住宅会社 経営 |
工務店仲介 会社経営 |
住宅会社 経営 |
住宅会社 経営 |
■耐震性 | ||||||
耐震等級3 | ◎ | ◎ | ● | ◎ | ◎ | |
耐震等級2 | ◎ | × | ||||
■構造計算方法 | ||||||
壁量計算 | △ | × | × | |||
品確法 | △ | ○ | △ | |||
許容応力度計算 | ◎ | ◎ | ● | ◎ | ◎ | |
■窓サッシ | ||||||
オール樹脂 | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | |
樹脂アルミ複合 | ○ | × | △ | × | ||
■床下の断熱 | ||||||
基礎断熱 | ○ | ◎ | ◎ | |||
基礎外断熱 | ○ | × | × | |||
床断熱 | ◎ | △ | △ | |||
■外壁 | ||||||
ガルバリウム | ◎ | ○ | ◎ | 〇 | ◎ | |
サイディング | △ | ○ | × | ◎ | ○ | |
タイル | △ | ○ | × | |||
塗り壁 | ◎ | ○ | △ | ○ | ||
■換気 | ||||||
第1種 | △ | ○ | ○ | ○ | ||
第3種 | ◎ | △ | ○ | ○ | ○ | |
■屋根材料 | ||||||
ガルバリウム | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ||
瓦 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
スレート | △ | △ | ○ | × | ○ | |
アスファルトシングル | △ | △ | ○ | × | ||
■屋根形状 | ||||||
寄棟 | ○ | ○ | ○ | ○ | △* | |
切り妻 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○* | |
片流れ | ○ | ○ | ○ | ○* | ||
陸屋根 | △ | △ | × | △ | ||
■軒の有無 | ||||||
あり | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | |
なし | △ | △ | △ | △ | × | |
■設備 | ||||||
太陽光 | △ | ◎ | ◎ | △ | ◎ | |
全館空調 | △ | △ | × | × | × | |
床暖房 | △ | △ | △ | × | ||
■床 | ||||||
無垢 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
挽板 | ○ | △ | ||||
突板 | △ | × | × | |||
シート | △ | × | ○ | × |
*「みんなの住宅研究所」推奨仕様リストから引用
2023年5月作成
いかがでしょう。
こうして見ると意見がばらついているものとほとんど一致しているものがありますね。
例えば
耐震等級はほとんどの人が「3」を勧めているけど中には「2で十分」という意見もあるのか
全館空調ってよく聞くけど勧めている人はあんまりいないんだなー
とかが見えてきます。
注意するべきこと
家づくりの情報収集に当たってYoutubeを利用する上で注意すべきことについて、私たちの考えをお伝えします。
「再生回数が多い=信頼できる」とは限らない
「参考にしている人が多い」「多くの人が信用している」ということは、信頼度を測る一つの指標にはなるかもしれません。
ただ、「みんなが信じているから正しい」とは限りません。
かつては誰もが地球ではなく、太陽が動いていると信じていたように。
YouTubeには再生回数を増やすテクニックがあります。「〇〇は絶対後悔する」といった不安を煽るタイトルや、「元住宅営業マンがおすすめする〇〇」など、権威性を持たせた動画が再生されやすい傾向にあります。
中にはデタラメな情報でも、このようなテクニックが上手なだけで登録者数や再生数を稼いでいるチャンネルもあります。
逆に工務店経営者で経験豊富、確かな情報を発信するチャンネルでも、このようなテクニックがない、あるいは動画制作に時間を割けないせいでなかなか視聴されないものもあるでしょう。
再生回数や登録者数だけに踊らされない、情報の取捨選択を心がけたいですね。
「なぜこの情報を発信しているのか」を考える
大前提として、発信者は自分が得をするから情報を発信しています。
例えば
・動画が再生されることで広告収入が入る
・自社のPRによって顧客が増える
・メーカーと提携して特別価格で仕入れられる
など、様々な動機が考えられます。
誰も自分が損するような情報をわざわざ発信はしませんよね。
しかし、発信者にとって得な情報が、視聴者によって得な情報であるとは限りません。
悪質なチャンネルであれば、自分が得をするためなら嘘の情報でも流す。そんな人もいるかもしれません。
Youtubeに限った話ではありませんが、発信者がどういう目的で発信しているのかという視点を持って、信じてよい情報かどうかを見極めたいですね。
Youtubeは好みの情報に偏るようにできている
これもYoutubeに限ったことではありませんが、最近のネット情報は、個人の嗜好性に合わせた情報が表示されるような仕組みが多く採用されています。
Youtubeだと関連動画として似たジャンルの動画が自動再生されることがありませんか?
あるいはGoogleで検索したページに、自分がよく見るジャンルの広告が表示されていませんか?
これらの仕組みについては「Youtube アルゴリズム」「パーソナライズ 広告」などと検索すれば詳しい記事が出てきます。
自分が意識しなくても、好みの情報を選んで表示してくれる。
といえば便利に聞こえますが、あたかも
自分の信じる情報で溢れてる!こんなに同じ意見の情報が多いんだからきっと正しいはず
なんていう思い込みに繋がる危険もあります。
いい情報ばかり流れているけどそれは本当に正しいの?
と一旦立ち返って、検索の仕方を変えてみるなど、間違った勘違いを避けるためにはそんな冷静さと広い視野が必要に感じます。
いかがでしたでしょうか。
今回の記事は、Youtubeをひとつの情報源にしていた私たちが、
・誰が言っていることが正しいのかわからない
・視聴するだけでも時間がかかる
・誰がどんな意見を言っていたかも覚えてられない
という悩みを抱えていたという経験から作成しました。
家づくりに励まれているみなさんにとって、情報の整理に役立てればと思います。
まだまだ限られた項目、Youtubeチャンネルしかまとめられていませんが、需要があればもう少し情報量を増やしたいと思います。
今後ともよろしくお願いします!
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