我らコスパ夫婦、怒ってます。
設備オプションってなんであんなに高いの?
コンロをIHにしたり、トイレをタンクレスにしたり、などちょっとしたグレードアップで10万円や20万円平気でかかってきますよね。
家づくり中の方、経験者の方には共感してもらえるんじゃないでしょうか。
この設備、採用したいけど高すぎる…
つけたい設備があるけど本当に必要かどうかわからない…
今回はそんなお悩みの解決策をご紹介します。
それは
「引き渡し後リフォーム」
設備にもよりますが、この方法で10万円以上の節約が可能です。
より後悔のない、コスパの良い設備選びを望むすべての方にぜひ知って欲しい内容です!
この記事でわかること
- 設備のリフォーム価格の相場
- 引き渡し後リフォームのメリット・デメリット
- 引き渡し後リフォームが効果的な設備
私たちが「引き渡し後リフォーム」にいきついた経緯
まずは私たちが「引き渡し後リフォーム」にいきついた経緯についてご紹介します。
私たちが検討した設備オプション
私たちはキッチン周りのオプションで、コンロのグレードアップとタッチレス水栓を検討していました。
工務店から提示された、これらオプション価格は以下の通り。
・IH3口コンロ:20万円(標準はガス3口コンロ)
・タッチレス水栓:17万円(標準は手動水栓)
た、高ぇ…
オプション費用が高すぎる場合、施主支給でコストを抑えるというのは誰もが通る道。
ただ水回りなどの設備は専門業者による施工が必要だったり、保証の問題でそもそも施主支給できないことが多い。
あとから取り替えるなんて余計にお金がかかりそうだし、つけるなら新築時につけるほうがいいよなー
でも本当に必要かどうかもわからないものに何十万円って、なかなか踏ん切りがつかない…
なんて悩んでいました。
ちなみに、後から取り替えるとどれくらいかかるんだろう。
ふと、そう疑問に思ったことが転機でした。
リフォーム価格について調べてみた
後から取り替える、つまりリフォームする場合の価格を楽天で調べてみました。
IH3口コンロ:約12万円(日立 HT-M8STWF-S)
タッチレス水栓:約10万円(LIXIL SF-NB481SX)
オプション費用より安い!?
もちろん、工務店から提示された機種と全く同じではありませんが、同等品か少し型落ちになっただけくらいの商品が、オプション費用よりも安くリフォームで取り替えられる。
これならわざわざ工務店に高いオプション費用を払ってまで導入する必要ない。
どうしても欲しくなったらその時にリフォームすればいいや。
ということで標準のままにしました。
引き渡し後リフォームのメリット
以上、私たちが「引き渡し後リフォーム」に行き着いた経緯をご紹介しました。
結局住み始めて、標準仕様のままでなんの不便も感じていないのでリフォームは行なっていません。
もし今後どうしても導入したいとなった場合でも、新築時に節約できている分、出費への心理的なハードルは低くできそうです。
ここまでを踏まえて、私たちが考える、「引き渡し後リフォーム」のメリットをまとめます。
「引き渡し後」リフォームのメリット
- 初期費用を抑えられる
- 導入コストは同じか、むしろ小さくできる可能性もある
- 実際に標準仕様を試してから判断できる
- 工務店が取り扱っていない商品も選べる
初期費用を抑えられる
いわずもがな。
新築時は標準仕様のままなのでオプション費用が抑えられます。
導入コストは同じか、むしろ小さくできる可能性がある
もし後から「やっぱり導入したい!」となっても、新築時にオプションで採用する場合と費用は同じかむしろそれよりも小さくできる可能性があります。
私たちの場合でもコンロなら8万円、タッチレス水栓なら7万円安くなる計算でした。
いずれも「工事費込み」です。
余談ですがIHコンロならDIYで取り付けることも可能なので、工事の付いていない商品を選ぶことでさらに節約できる余地があります。
気になる方は「IH DIY」なんかで検索してみてください。
意外と簡単に取り替えられるようです。
ただし、ガス→IHにリフォームする場合は200Vの電源が必要になります。
新築時はガスコンロでもいつかIHに変えるかも…という場合は200V電源だけは新築時にオプションでつけておくようにしてください。
実際に標準品を試してから判断できる
使ってみないとわからないことってありますよね。
引き渡し後リフォームなら、実際に住み始めて、標準品を使用してみてから導入するかどうかを判断できます。
家づくりも内装や設備などの終盤になってくると
疲れ切ってまともに判断できない…
採用してみたけどこれ別に標準仕様でも十分だったんじゃ…
なんて、判断が鈍ったり、後悔につながってしまうことも。
実際に暮らしてみて、落ち着いた頃なら、より精度の高い判断ができるはず。
工務店が取り扱っていない商品も選べる
多くの場合、工務店は提携している設備メーカーの現行機種しか売ってくれません。
当然型落ち品の掘り出しもんなんか提案してくれないんです。
でも引き渡し後リフォームなら、ネットに出回るあらゆるメーカー、グレードの製品から選べるので、希望のものと出会える可能性が高い。
例えばコンロ選びであれば、3口のIHコンロでさえあればいいのに、それにしようと思うと最新の最上位グレードのめちゃくちゃスタイリッシュでクソ高いものしか選べない。
なんてことが。
ネットで探せばそこそこの性能でそこそこの値段の3口IHコンロなんていっぱいあるのに。
設備選びで納得できる提案がなければ、是非一度楽天やAmazonなんかで調べてみてください。
引き渡し後リフォームのデメリット
もちろんメリットだけではありません。
下記のようなデメリットも踏まえて判断してください。
引き渡し後リフォームのデメリット
- 新築時は標準のまま
- 工務店の保証対象外になる
- 費用をローンに組み込めない
- 注文、工事日程の調整など手間がかかる
新築時は標準のまま
当然ですが、新築時は我慢した標準仕様のまま住み始めなければいけません。
憧れのあんな機能やこんなデザインはそこにはありません。
新築時に不満を抱えたまま住みたくなんかない!
なんて人は向いていないかもしれません。
工務店の保証対象外になる
当然工務店を通して入れたものではないので、その設備に対する工務店の保証は受けられなくなります。
例えばコンロをリフォームするとコンロだけでなく、キッチン全体が保証対象外になるケースもあるので、必ず保証がどうなるかについては事前に工務店に確認しておいた方が良いでしょう。
費用をローンに組み込めない
新築時にオプションとして導入すれば、その費用はローンに組み込むことで、導入費用を後回しにすることができます。
一方で、引き渡し後リフォームの費用はローンに組み込むことができないので、リフォーム時に一括で支払わなければいけません。
この点については、誤解を恐れずにいうと、
生活に必要な数十万円も一括で支払うのをためらうようなら、そもそも家づくりを考え直すべきでは
と思うところです。
注文・工事日程の調整など手間がかかる
リフォームとなると、商品探し、注文、工事の日程調整、工事の立ち合いなど、少なくない手間がかかります。
私たちがリフォームを行なっていないのも地味にこれが大きい要因かもしれません。
欲しい設備はあるけど、リフォームの手間・費用と天秤にかけると…
そこまでしなくていいか。
なんて気持ちになっています。
しかし、そこまでして必要のないものなら、そもそもただの贅沢品。
なおさら急いで新築時に導入しなくてよかったな、とも思います。
引き渡し後リフォームがおすすめな設備
IHコンロ
私たちの事例でも紹介したIHコンロ。
電源さえ引き込んでおけばDIYで取り付けも可能なので手軽にリフォームできます。
タッチレス水栓
こちらもおすすめ。
LIXILのナビッシュなら10万円以内でリフォーム可能。
オプション価格が10万円を越えるようなら要検討!
タンクレストイレ
タンクレストイレも工事費込みで20万円以内でリフォームできちゃう!
ただしタンクありのトイレとはサイズが異なる点は要注意。
洗面台
90cmサイズでも10万円未満でリフォーム可能!
標準品からサイズアップを検討している場合は洗面所の広さも考慮しておく必要があります。
ガス乾燥機
憧れの乾太くんも20万円以内で導入可能。
外壁の穴あけ工事やガス引き込み工事などは、別途料金がかかることもあるので標準工事の内容には注意してください。
まとめ
いかがだったでしょう。
もし家づくりの際、
この設備、採用したいけど高すぎる…
つけたい設備があるけど本当に必要かどうかわからない…
なんてお悩みの際は、ぜひ一度、ネットでリフォーム価格を調べてみてください。
きっと工務店の提案よりもコスパのよい選択肢が見つかるはず!
それではコスパの良い設備選びを!
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