今回はいよいよデッキ材の組み立てです!
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土台完成図
先に完成した土台を見ていただきましょう
今回はこの束柱、根太、大引を組み立てて、デッキ土台を作ります。
今回の作業
束(柱)の設置
まずはざっと束材を並べます。
次に設置した基礎に束材を固定していきます。
ドリルで下穴を開けておくことで、材料がひび割れる心配を減らせます。
束材一つあたり4箇所固定しました。
ビスの長さ
天然木の場合は、中が詰まっていますが、今回採用した人工木束材は下の写真のように中空になっています。
このため、しっかりビスを効かせるためには、2層になっているうちの、内側まで到達するビスでないとしっかり固定できません。
束の上下
束の切り口が真っ直ぐに切れている場合は上下を気にする必要はありません。
が、私のように切り方が下手くそな場合は、切り口が汚い方を上に向けます
切り口が汚い方を下にすると束が傾いてしまいます。
上は多少がたつきがあっても大丈夫な工法(サンドイッチ工法)なので問題ありません。
固定する順番
基礎が確実に正しい位置に固定できていれば気にする必要はありませんが、念の為、角の束を固定してから水糸で「通り(同じ直線上に並んでいるか)」を確認しながら固定していきます。
束の固定だけでも色々考えることがあるもんですね。
そんなこんなで束固定完了!
大引・根太の固定
続いて、大引・根太を固定していきます。
おさらいですが、根太は床を支える部材、大引は根太を支える部材を指します。
端部の根太を固定
まずは下記の要領で端部の根太を固定します。
①根太をおおよその位置で仮止め
あとで微調整するのでとりあえず適当な位置でクランプで固定します。
②床材を当てながら高さを調節
根太に床材を乗せながら、目標とする高さに合わせます。
今回は窓枠のサッシを基準にしました。
③位置が決まったら両側を固定
高さ・水平がしっかり決まればクランプで固定します。
④水平を確認しながらビスどめ
根太が水平になっているか、水平器を置いて確認しながらビスで固定します。
このとき、力をかけすぎると束の垂直もずれることがあるので、根太を固定したら束が垂直になっていることも確認しておきます。
大引の固定
次に、今固定した根太に押し当てる形で大引を固定します。
根太は水平に固定しているので、これに当てた大引は高さが揃うことになります。
先に根太を固定したのは大引の高さを揃えるためです。
反対側は大引自体の水平を確認しながら固定します。
大引が固定できたら、大引の上に根太を仮乗せして、根太が水平になることも確認します。
このとき、根太が水平でなければ、大引の高さがずれているということなのでやり直しです。
この大引は図面上3mくらいありますが、材料は最長で2mなので、途中、下の写真のように継ぎ目ができています。
下手くそすぎてビスを何度か打ち直しています。
右半分も、同じ要領で固定していきます。
ちなみにこちらの大引、間隔が20cmくらいしかありません。
これ、すごく作業しにくいんです。
なぜかというとこちら、狭すぎて電動ドライバーが入りません。
こういう場所では写真のようなL字のアダプターソケットが便利です。
ちなみに私が使ったのは格安のこんなタイプ
口コミもまちまちでしたが、それなりに重宝します。
このソケットを使っても、下の写真のように、ビットやビスが長いと入らないことがあるので、こうならないように設計するのが一番ですね。
そんなこんなで大引きと端部の根太が固定できました!
残りの根太を固定
あとは大引きに乗せながら根太を固定していくだけの簡単なお仕事
と、ここで設計上のポイントを一つご紹介します。
根太は家の外壁には触れないように、1〜2cm離して設計した方が無難です。
なぜかというと理由は以下の通り。
①外壁からの距離を微調整できる
プロなら別ですが、素人工事では根太の端部をmm単位でバッチリ揃えるのは意外と難しい。
微調整ができると、綺麗に仕上げやすくなります。
②ウッドデッキからの振動や音が建物に伝わらない
直接外壁や建物の構造物にデッキが触れていると、デッキの振動がそのまま建物に伝わって、異音などが発生する可能性があります。
③外壁の際部分は負荷がかかりにくい
わざわざ外壁スレスレの部分を歩いたり飛び跳ねたりしませんよね。
1〜2cm程度の隙間なら根太がなくても床材が曲がったり破損することはありません。
ただ隙間が広すぎると、床材がうまく固定できなかったり、たわんだりするので注意が必要です。
最後に前面の根太を取り付けます。
高さはすでに取り付けた根太に合わせて、束にビスどめしていきます。
根太を外壁から離して設計したことで、外壁からの位置を微調整できたので、この根太をまっすぐ固定することができました。
ということで土台完成!
なかなかいい感じ!
あとは床材を設置するだけ!
と言いたいところですが「あるミス」により少々手直しが必要になりました…
詳しくは次回の記事で!
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