今回もウッドデッキ制作の続きです!
今回は「垂直の出し方」に挑戦しました!
基礎を正確に配置するためには必須の作業です。
垂直な水糸の張り方について詳しく記載しています。
水糸の張り方だけ知りたい!という方は
目次の「4.水糸の展張」からご覧ください
失敗も犯していますが、それも含めて少しでも参考にしていただければ思います!
この記事でわかること
- 垂直な水糸の張り方
- 水糸が正確に張れているかの確認方法
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前回まで
前回までの工程はこちらの記事をご覧ください。
壁側の基礎4個が固定できました。
今回は基礎固定の続きです。
基礎固定の続き
前回から引き続き、ひたすら下のような工程で位置を微調整していきます。
③~⑥は正確な位置に決まるまで何十回と繰り返します。
位置が決まればモルタルを流し込んで固定します。
本日の作業実績
いくつできたかというと、
4つです。
そう、たったの4つ。
ただ一列できただけでも達成感はそこそこ!
写真の通り、次の列に進むための水糸も張れました!
これも地味に苦労しましたがサクッと工程を紹介します。
水糸の展張
次の列の基礎固定に進むために、水糸を展張します。
新たに張りたいのは下の画像のB、C、Dの位置。
A(点線)はすでに張っている水糸です
「B、C(縦線)はAに対して直角」に
「D(横線)はAと平行」
でないといけません。
では直角をどう出すかというと、皆さんご存知「三平方の定理」
使うんですね、学校で習う知識って。
直角な水糸の展張
まずはBの水糸を展張してみます。
① 水糸A上で、直角に水糸を張りたい位置に印をつける
② 水糸A上のどこかに印をつける(b点)。
この点はa点から遠いほど正確に直角が出せます。
③ 水糸Aと垂直線上らしい位置に印をつける(c点)
この点もa点から遠いほど正確に直角が出せます。
④ 「ab2+ac2=bc2」となるように点cの位置を調整する
a点・b点は動くことはないはずなので、「c点を動かして」「ac、bcの距離を測る」作業を何度も繰り返します。
実際はこんな感じ。
⑤ おおよその位置が定まったら、そのc点に木杭を打ち込む
杭が長くて打ちこみ切れない場合は適当な長さで切ります。
この時、水糸は高さの指標にもしたいので、基礎と同じ高さか少し低いくらいの位置を目指して切ります。
⑥ 打ち込んだ杭の天端に、「ab2+ac2=bc2」となる点に釘を打つ
杭の頭は3cm×3cmくらいの大きさがあるので、その中で最も正確に三平方の定理が成り立つ点を確認して釘を打ち込みます。
この釘は打ち込み切らずに少し飛び出させておくと、高さの微調整ができます。
mm単位で正確な位置に合わせます。
写真の水糸のかかっていない釘は一本目に失敗したものです。
素人には一度で決めるのは難しい。
⑦ 高さの調節
またしても注意ですが、私のやり方は正しくありませんでした。
理由については後述します。
角度的には垂直に張れましたが、まだ高さが正確ではありません。
飛び出している釘に水糸をかける位置で水糸の水平を微調整します。
この調節をするために、杭は基礎とぴったり同じ高さかそれより少し低いくらいにしておく必要があったんです。
■この方法の問題点
このやり方の何が間違っているかというと、釘にかかる位置が簡単にずれてしまうことです。
釘にはギザギザがないので簡単に滑ってずれます。
本来であれば、杭自体を高さぴったりに合わせておかなければいけません。
これも途中で気づきましたが、
まあいいか。
で続行しました。
がちがちだと嫌になるのでほどよくゆるくやりたいものです。
これでいいかどうかは微妙ですが笑
セロテープででも固定しようかと思います。
何はともあれ、直角の水糸が張れました!
反対側も同じ要領で垂直な水糸を張ります。
写真では水糸Aに平行な水糸も張られていますがこの方法についても次項で説明します。
平行な水糸の展張
続いてAに対して平行な水糸Dを張ります。
これは垂直に比べれば簡単にできます。
① 水糸B上に、交点aから任意の距離に印をつける(点b)
② 水糸C上に、交点cから①と同じ距離印をつける(点d)
③ 点bと点dを結ぶ水糸を張る
水糸Bと水糸Cが水糸Aに対して正確に垂直に張れていれば、これだけでOKです。
直角の確認
これで水糸が全て張れました!
最後にこれが正確に張れているかを確認します。
確認ポイントは
① abとcdは同じ距離か
② acとbdは同じ距離か
③ 「ab2+ac2=bc2」となっているか
①と②だけでも確認できそうですが、abcdが直角でない平行四辺形でも①②は成り立ってしまいます。
だから③の確認は必要なんですね。
③を確認するには5m以上あるbcも正確に測る必要があります。
これが難しい場合は、垂直な水糸を張った時と同じように、水糸Aのどこかに印をつけて小さな三角形を作って確認してもいいと思います。
ちなみに今回はこの確認時に間違いが発覚したので何度かやり直しました…
この水糸がずれていると何もかも台無しなので確認は必須です。
今回はここまで!
途中、何点か失敗はありましたがなんとか水糸が張れました。
水糸を張るだけでも一苦労ですが、この水糸をどれだけ正確に張れるかが、完成度や作業効率に大きくかかわってきます。
今回の説明は水糸のほうが長くなりましたが、作業時間としては基礎を4つ固定する方がかかりました。
それだけ基礎固定って大変なんです…
残り13個、がんばります!
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