ウッドデッキ2 -基礎の固定と水糸の展張-

DIY

前回に引き続き、ウッドデッキづくり第二回です!

今回からは基礎の本設置です。

この記事で伝えたいことはたった一つ。

基礎の設置が最もしんどい!

どれくらい大変な作業かをお伝えできればと思います!

前回

前回は建物側の基礎一列分、8個の基礎の仮置きができました。

今回はこの仮置きした基礎をモルタルで固める本設置を行います。

基礎の本設置

1.基準となる角の基礎を固定

まずは一番北側の基礎を固定します。

基礎固定のための工程は下記の通り

① 仮決めした位置をもう少し深めに掘る

② 砂利を入れる

③ 基礎で砂利を踏み固める(転圧)

転圧機やハンマーで固めるべきなんでしょうがそんなものはありません。

力こそパワー。

10kgの基礎を何度も振り下ろします。

②の砂利入れと③の転圧は、地面を踏み固めて基礎が沈み込んでしまうのを避けるために行います。

④ 高さ・位置・水平の微調整

高さ・位置はそれぞれ下記の構造物等を基準に調節しました。

高さ:建物の水切金物

南北方向の位置:仮置きした南角の基礎

東西方向の位置:建物の壁

水平は基礎の天端で確認します。

東西方向、南北方向どちらも水平にします。

ゴムハンマーで叩いて微調整します。

⑤ モルタルの流し込み

位置・水平を合わせられたらモルタルを基礎の根元部分に流し込みます

書いたらあっさりしているようですが、この作業、30分くらいかかります。

特に④高さ・位置・水平の微調整が地獄です。

高さを調節したら位置がずれ、

位置を調節したら水平がずれ、

水平を調節したら高さがずれ…

これを大げさじゃなく何十回と繰り返します。

終始腰を下ろした姿勢で。

設計では基礎が21個必要なので、これを21回行います。

なんとなくでもしんどさが伝わるでしょうか。

2.水糸の展張

上記の作業、少しでも楽にしてくれるのが水糸です。

先ほどは家の壁や金物を基準に位置を確認していましたが、水糸を張ればそれを基準にすることができるので、いちいち定規を当てて確認する必要がなくなります。

たとえば基準となる基礎の天端と同じ高さの水糸を張れば、その水糸の高さに合わせるだけで高さを揃えられます。

① 水糸を張る位置を決める

先にご注意ですが、私の張った位置は間違いでした。

何が間違っているかは後述しますが、くれぐれも真似しないようご注意ください。

私は基礎天端の壁側肩部分の延長線上に水糸を張りました。

下の写真の黄色のラインです。

この水糸に沿わせて基礎を設置すれば、「高さ」と「壁からの距離」が基準の基礎と同じになります。

■この張り方の問題点

これの何が間違っているかというと、基礎がちょうど触れる部分に水糸があることです。

このような位置では、設置した基礎に水糸が触れて、ずれる可能性があります。

水糸は何にも触れていない状態でないと正しく機能しません

本来は設置したいものよりも少しずらした位置に張るのが正しい方法です。

やってる途中で気づきましたが、

ま、いいや。

でそのまま決行しました。

② 水糸を固定する

水糸の位置を決めましたが、水糸を固定する部分がないので、適当な角材を基準基礎に固定。

その角材に水糸をくくり付けます。

反対側はちょうどいい位置に立水栓があったのでそこに固定しました。

 

設置できた水糸

正しい位置ではないですが、とりあえずまっすぐ張れました。

この水糸を基準に、残りの基礎を固定していきます。

3.水糸を使って順次基礎を固定していく

残りの基礎も1つ目の基礎固定と同じ要領でひたすら固定していきます。

水糸という頼りはありますが、必ず位置・水平は水平器やメジャーを使ってチェックしていきます。

また、南北方向の位置は隣の基礎からの距離で確認します。

そんなこんなで4つ目の基礎まで設置できました。

まあまあうまくいってるかな?

しかし水糸はあっても、ひとつの基礎を設置するのに平均30分くらいかかりました…

つまり4つ設置するのに2時間

基礎は全部で21個あるので残り17個。

さて、いったいどれだけ時間がかかるんでしょうか。


腰が悲鳴を上げているので今回はここまで

基礎設置の大変さ、お伝えできたでしょうか。

今日の自分、そしてこれからウッドデッキをDIYしようと思っている方に伝えたい。

「DIYはやめて業者に頼みましょう。」

しかし自分はもう手遅れ、だらだら後悔しながら作業を進めます!

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コスパ重視の家づくり hananoie
この記事を書いた人
ハナ

1990年代生まれの共働きアラサー夫婦です!
好きなものは「花」と「動物」と「コスパ」。
2022年にマイホームを建築。建築知識ゼロからのスタートでしたが後悔のない家づくりのために猛勉強。そんな経験を通してこれから家づくりをされる方、家づくり中の方に参考にしていただける情報を発信します。
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