「家づくり記録2」では、私たちの住宅会社選びの基準について紹介しました。
今回は私たちが選んだ住宅会社と決め手になったポイントを紹介します。
後半では、一般的に重視される項目をアンケート結果とともに紹介し、住宅会社選びで見失ってほしくない本質についてもお伝えします!
■この記事でわかること
- 私たちが選んだ住宅会社とその決め手
- 住宅会社選びで多くの人が重視する項目
- 住宅会社選びの本質
私たちが選んだ住宅会社
私たちは地域密着の工務店と、大手ハウスメーカーの中間クラスの規模にあたる住宅会社、いわゆる「パワービルダー」で契約しました。
価格的にはいわゆるローコスト住宅よりかは少しお高め、大手と比較すればとってもお値打ち。性能的には(私たちの知る限りでは)大手並みかそれ以上。
そんないい話あるの?と思われるかもしれませんが、あくまで営業さんの(上手い)話を聞いて私たちが感じた印象です。
決め手となった項目
決め手となったのは主に下記の2点
予算
私たちの建物にかけられる予算は2000〜2500万円程度。
選んだ住宅会社はその範囲内に収まっていました。
また、その住宅会社には価格そのものだけでなく、「価格の透明性」にも惹かれました。
- 延床◯坪なら△万円
- 標準品を削ることで減額可能
- 窓、建具など項目ごとの単価リストがあり計算がしやすい
「価格明瞭をモットーに根拠のない値引きはしません。」という姿勢がとても好印象でした。
性能
安くても一定の質は求める。それがコスパ夫婦の生きがいであり使命。
気密・断熱性、耐震性、耐久性など、ある程度良いものが標準仕様として設定されていることが決め手となりました。
例えば耐震等級3(相当)、ベタ基礎、オール樹脂サッシ、ウレタン吹き付け断熱など、性能面も求めるレベルをクリアしていました。
メーカー選びの指標になる細かい性能についてもおいおい紹介したいと思います。
以前の記事でも紹介したようにデザイン性や担当者の対応なども少しは考慮しましたが、一番大きな決め手となったのはこの2点です。
そう、つまり「コスパ」です。
引き渡しまでこぎつけた今、コスパの面は良かったと実感はしていますが、代償もいくつかありました。いずれ紹介したいと思います。
私たちが支払った代償
- 提案力が弱い
- 営業担当がいい加減
- 打ち合わせを急かされる など
住宅会社選びで多くの人が重視していることとは
私たちはメーカー選びの決め手として「予算」「性能」を挙げました。
一般的にはどのような項目が重視されるのか、気になったので調べてみました。
色々なアンケートが行われているようですが、中でも特に重視されやすい項目が
「人」
だそうです。
SUUMO、ホームズなど、有名な住宅系メディアがとったアンケートでは、軒並み「担当者との相性」や「担当者の説明に納得できた」などが1〜2位にランクインしています。
私たちも当初、営業担当者の人柄を重視していました。
せっかくの家づくり、相性の良い担当者と楽しく進めたいですよね。
それに注文住宅は建って終わりではなく、住み始めてからもメンテナンス等で長くお付き合いすることになります。
住宅会社選びの本質は「満足度の高い家を建てられる」こと
上記アンケートでは、コストや性能も上位にありますが、いずれも「人」に関する項目より下位です。
でもそれは本当に決め手にするほど重要なことでしょうか。
付き合いが長くなるとはいえ、その担当者と直接やり取りするのは打ち合わせをするときだけ。建ってしまえばそこまで密に関わることはほとんどありません。
一方で、家の性能は家族の安全や健康に直結します。
また、無理な予算組みは生活費を圧迫し、生活の質を下げることにつながりかねません。
予算はオーバーだし性能はイマイチだけど、担当者が良い人だからこの工務店にしようかな
なんて思っている方にはぜひ考え直してもらいたいです。
家づくりの最終目標は「満足度の高い家を建てること」であり、担当者の人柄の良し悪しはそのための手段に過ぎません。
担当者はいい人だったけど、性能がぼろぼろの家ができた…。
ローンは高額だし冷暖房費もバカみたいにかかって貯金なんてできない…。
となっては目も当てられません。
「人」を重視する考え方を否定する意図はありません。
担当者の知識や経験、コミュニケーション力などによって建つ家の満足度が左右されることも理解していますが、「性能」「予算」をおろそかにしないで欲しいという思いを込めてこのような話題を挙げました。
私たちは性能を優先した結果、営業担当者に不満があったことは否めません。「あの会社の担当者の方が楽しく家づくりできたかな…」と思うこともありますが、考え方としては間違っていなかったと信じています。
それでは今回は以上です。
また次回、どうぞよろしくお願いします。
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